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振り返りAI分析(β版)
1か月以上前に更新

■ 振り返りAI分析(β版)とは

振り返りAI分析(β版)は、回答欄に入力されたテキストを、独自開発のAIによって5つの観点に客観的に分類する機能です。

※ 本ヘルプページでは、主に機能および操作説明を掲載しています。

振り返りや教育現場での活用方法の詳細についてはこちらをご覧ください。


■ 分析ツールの使い方

分析ツールの開き方

回答画面右にある[振り返りAI分析]を選択します。

【ベータ版の場合】

分析ツール説明

①分析・閲覧範囲選択

分析とその結果を閲覧できる範囲を選択できます。

先生アカウントからは、どの範囲を選択しても全生徒に対する分析結果の閲覧が可能です。

※ 先生用メモは分析対象外です。

生徒の分析・閲覧可否

先生のみ

生徒は分析・閲覧不可

先生と本人のみ

本人のみ分析・閲覧可能

先生と生徒全員

生徒全員の分析・閲覧可能

※ 先生アカウントで範囲を選択したタイミングで、該当生徒の回答画面で[振り返りAI分析]ボタンが表示され、分析ツールを開けるようになります。

※ 生徒アカウントからは範囲選択の切り替えはできません。

②回答欄選択

分析対象となる回答欄を選択できます。

複数ある回答欄のうち、1つの回答欄のみ選択したい場合は、[すべての回答欄を選択]のチェックを外し、対象とする回答欄を選択します。

※ テキストツールで作成したテキスト、先生用メモ内テキストは分析対象外です。

③分析開始ボタン

選択した回答欄に対して分析を開始します。

生徒の人数や、分析対象の回答欄の数、文字数などにより、分析に時間がかかったり、タイムアウトする場合があります。


■ 分析結果の見方

分析結果の画面は、観点別/個人別に切り替えて表示できます。

観点別画面(先生画面)

①結果画面切り替え

観点別/個人別に切り替えできます。

②観点の説明

5観点の説明を表示できます。

③CSVダウンロード

生徒全員の分析結果をCSV形式でダウンロードできます。

④集団内分布

縦軸に文字数、横軸に傾向(理性的→感性的)を表示し、全体の分布が一覧できます。
グラフ上の点を選択すると、個人別の分析結果を表示できます。

⑤観点別集計

観点ごとの集団全体の傾向がチャートで表示されます。

0から3+の数値は、集団全体の平均を表しています(3つ以上の場合は3+)。

⑥観点別の分析結果

観点別に人数と件数が表示されます。

生徒のアイコンを選択すると、個人別の分析結果を表示できます。

個人別画面(先生画面)

①表示順切り替え

名前順/件数順で切り替えができます。

名前を選択すると該当の個人画面にジャンプします。

②分析結果
文ごとに、観点別に色分けした下線が表示されます。

③観点別集計

個人の観点別の傾向がチャートで表示されます。

0から3+の数値は、生徒の各観点の個数を表しています(3つ以上の場合は3+)。

全体のチャートはグレーで表示されます。

④理性・感性スケール

個人の振り返りの傾向が理性的/感性的のスケールで表示されます。

生徒画面

本人のみ表示の場合

※ 先生と生徒全員の場合の画面は、先生画面で確認できる内容と同じです。


【参考】観点の説明と教科ごとの特徴

観点の説明

振り返りAI分析では、以下の5つの観点に振り返りの文章を分類します。

事実の振り返り

事実

学習の過程でしたことや、結果として学んだことです。

振り返りに事実が多く書かれている場合は、感想や考察、結論を多く書くようにしましょう。

例:

自分が書いた文章を見直すことは大事だと分かりました。

相手の立場に立って考えることの大切さをあらためて考えさせられた。

感性的な振り返り

感想

学習を通して感じたことや、疑問に思ったことです。

振り返りに感想が少ない場合は、素朴に感じたことや直感的に疑問に思ったことも書くようにしましょう。

例:

田中さんのグループの発表内容がとても面白かったです。

今日取り組んだ内容は分からないところが多く、とても難しかった。

理性的な振り返り

考察
‐要因分析

学習を通して考えたことのうち、物事が起こる理由や原因に関するものです。

振り返りに要因分析が少ない場合は、「なぜ」 「どうして」と繰り返し考えるなど、考えを広げたり深めたりして書くようにしましょう。

例:

図を使って説明しているので、とても分かりやすかったです。

レイアウトが悪かったせいで内容を正しく伝えられなかった。

考察
‐仮説設定

学習を通して考えたことのうち、自分なりの回答や予想に関するものです。

振り返りに仮説設定が少ない場合は、「もし~だったら、~ではないか」と考えるなど、考えを広げたり深めたりして書くようにしましょう。

例:

なぜうまくいかないと、これほど後悔するのだろうか?

もし構成を変えていたとしたら、もっと伝わっていたかもしれない。

振り返りのまとめ

結論

学習をまとめたり、まとめたことをこれからの学習や成長につなげたりすることです。 

振り返りに結論がない場合は、事実や感想、考察を基に自分なりのまとめをして、これからどうしたいかを書くようにしましょう。

例:

できるだけ沢山の意見を知りその上で自分の意見を出すことが大切だ。

今後、知らない言葉や分からないことがあったらすぐに調べるようにしたい。

教科ごとの特徴

振り返りは、各教科や単元ごとに観点の分布に特徴があります。

代表的な教科において振り返りAI分析を行った際の、観点の特徴は以下の通りです。

教科

よく出てくる観点

国語

感想・事実・結論

算数・数学

感想・事実・結論

理科

感想・事実・考察/要因・考察/仮説

社会

感想・事実・考察/要因

英語・外国語

感想・事実・考察/要因

道徳

感想・事実・結論

体育

感想・事実・考察/要因・考察/仮説

学校行事

感想・事実・結論

自主学習など

感想・事実・考察/要因・考察/仮説・結論

※ベータ版のため、文章が正しく分類されない場合もあります。


■ 振り返りAI分析(β版)に対するご意見・ご感想・ご要望

こちらのフォームまでお寄せください。


FAQ

※ 以下のよくある質問での「回答欄」は、回答欄ツールで作成した回答欄を指しています。テキストツールで作成したものは該当しません。

Q. 振り返りの文章を書いているのですが、正しく判定されません。どうしたら改善できますか。

2つの点から、振り返りの文章を見直してみてください。

  • 体言止めなどにせず、述語のある文章にする

  • 具体的な内容を盛り込む

たとえば、「計算ミスをしないようにすること」という文章では、「計算ミスをしないためにどうするのか」という記載がないため、正しく判定されません。AI分析がしやすい文章を書くということは、自分の振り返りの文章を「誰かに読んでもらう」という意味もあります。
この場合、「今後は、計算ミスをしないように、1問1問を丁寧に解いたり、見直しをしたりして、ミスを減らす工夫を取り入れていきます」というように具体的に計算ミスを防ぐ手立てを書くことで、観点も検出され、分析結果を改善することができます。

Q. レーダーチャートがきれいな5角形になるようにしたらいいですか。

必ずしも1つの振り返りに5つの観点をすべて含める必要はありません。
教科や単元、授業内容によって、振り返りの観点は変わってきます。
たとえば、算数の授業を通して「分かったこと」を中心に書かせる振り返りでは「事実」に着目し、理科の実験を通して考えを書かせる場合は「考察」、体育の授業で次回に取り組むことを書かせたい場合は「結論」というように、それぞれ振り返る視点によって着目したい観点が異なります。

Q. 理性と感性はどのような仕組みになっていますか。

現状のアルゴリズムでは、「感想」として検出したものを感性的な振り返り、「考察(要因と仮説)」として検出したものを理性的な振り返りとして、それぞれ感性と理性に分類しています。

私たちは、理性的な振り返りとともに、感性的な振り返りを大切にしたいと考えています。1つの出来事に対して、頭で考えたことと心で感じたこととに向き合うということです。
たとえば、美術で絵画を鑑賞した際に、「美しい」と感じたことを書いたなら感性的な振り返り、そこから一歩進んで「どうしてそのように感じたのだろう」という根拠を探して書いたなら理性的な振り返りといえます。

現状のアルゴリズムでは、厳密に理性的な考察と感性的な考察を弁別できないことや、多くの振り返りが理性的な考察を中心とするもののため、感想のみを感性的な振り返りとして位置づけています。今後、アルゴリズムの改善によって弁別の精度を高めていきたいと考えています。

Q. 振り返りAI分析はどのような場面で活用できますか。

小学校から社会人まで、幅広い方を対象に、振り返りの場面で活用いただけます。ただし、小学校低学年の場合、ひらがなが多かったり、振り返りの文章として書けていない場合、正しく判定されない場合があります。

たとえば、学校教育では、学習を通して、理解したことや感じたこと、気付いたことを書いたり、そこから踏み込んで自分なりに考えたこと、次の学習に繋げていきたいことを書いて分析することができます。1コマの授業から、単元の振り返り、学期の振り返りなど、さまざまなタイミングで活用いただけます。

社会人教育では、業務の振り返りとして活用いただけます。1週間の業務の振り返りでは、業務を通して成功事例を次に繋げたり、社内に共有したりできます。また、改善事例を書き出すことで、再発防止に向けて具体的に考える機会となります。
ほかにも、社員研修の振り返りやリスキリングなどの場面での活用も考えられます。

Q. 振り返りAI分析のボタンが生徒側画面に表示されません。

  • 先生側で「分析・閲覧範囲」を「先生と本人のみ」または「先生と生徒全員」に選択してください。

  • 回答一覧画面にはボタンは表示されません。先生用メモまたは生徒本人の回答画面を開いてください。

Q. 振り返りAI分析のボタンが先生側画面に表示されません。

  • グループ課題または黒板課題に設定されている場合、振り返りAI分析ができないためボタンが表示されません。

  • 回答一覧画面にはボタンは表示されません。先生用メモまたは任意の生徒の回答画面を開いてください。

Q. 「すべての回答欄を選択」にチェックが入れられません。

キャンバスに回答欄がありません。回答欄があるキャンバスのみ分析ができます。

Q. 「回答欄がありません」と表示されます。

キャンバスに回答欄がありません。回答欄があるキャンバスのみ分析ができます。テキストツールで書かれた文章とペンツールで書かれた手書きの文章は分析できません。

Q. 「分析する」が押せません。

  • キャンバスに回答欄がありません。回答欄があるキャンバスのみ分析ができます。テキストツールで書かれた文章は分析できません。

  • 分析対象の回答欄が選択されていません。1つまたはすべての回答欄の「選択する」にチェックを入れてください。

Q. 分析結果がでません。

  • 文章が振り返りの文章になっているか確認してください。
    全体の分析結果のグラフ右上の「測定0」に●が表示されているものは振り返りの文章として認識されていません。

  • 振り返り記入欄が回答欄で作成されていることを確認してください。テキストツールで作成された文章は分析できません。

  • 先生用メモは分析の対象外です。

  • タイムラグがある場合があるので、少し時間をおいてから再度お試しください。

  • ひらがなが多い文章や日本語以外で書かれた文章など単語がAIに認識されない場合、結果が正しく反映されないことがあります。


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