Google Workspace for Education(以下、Google Workspace)連携のスクールタクトを、複数の管理者アカウントで管理したい場合の案内です。
Google管理コンソール側で、スクールタクトの管理者権限を付与するためのユーザーを作成し、必要な設定をすることで、スクールタクトの管理者アカウントを作成できます。
※ Google Workspace連携をしていない場合は、管理者アカウントの追加はできません。
――前提―――――――――――――――――――――――――――――――――――
この記事内ではアカウント/ユーザーについてそれぞれ下記のように定義しています。
アカウント:
スクールタクトを使用するためのアカウント。管理者・先生・生徒の3種類の権限がある。
ユーザー:
Google Workspaceを使用するためのアカウント。Google管理コンソール上で作成する。
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【作業前にご確認ください】
1つの管理者アカウントでスクールタクトを管理する場合は、以下の作業は不要です。
この記事で紹介する作業は、2つ以上の管理者アカウントが必要な場合にのみ行う作業です。1つのユーザーに複数のスクールタクト権限を割り当てることはできません。
一人の先生が管理者アカウントと先生アカウントを両方持ちたい場合、それぞれのアカウントと連携するユーザーが1つずつ必要です。
管理者アカウントはこの記事に記載している方法で作成し、先生アカウントは参考リンクをもとに、スクールタクト側で作成(または既存ユーザーに連携)してください。
(参考: 【管理者】外部IdP連携時のアカウント新規一括登録、【管理者】外部IdP連携時のアカウント一括更新)スクールタクトの管理者アカウントは、授業の作成ができません。
管理者の先生が授業の作成をしたい場合は、別途先生アカウントを作成してください。
先生アカウントはスクールタクトの管理者画面から作成ができます。
(参考: 【管理者】外部IdP連携時のアカウント新規一括登録)管理者アカウントと連携するユーザーには、特権管理者ロールの割り当てが必要です。
スクールタクト側でユーザーの作成・更新を行うため、管理者アカウントと連携するユーザーには Google Workspace の特権管理者権限が必要です。特権管理者権限を与えないユーザーに管理者アカウントを割り当てることは仕様上可能ですが、その管理者アカウントでは外部IdPへの生徒・先生の一括登録や一括更新は一切できません。
■ 手順1:スクールタクトとの連携設定
あらかじめ、スクールタクトとGoogle Workspaceとの連携設定を完了してください。
これを行うことで、管理者アカウント作成に必要なカスタムユーザー属性が、Google管理コンソール側に追加されます。
詳しい連携方法は、【管理者】Google Workspace連携の流れで案内しています。
■ 手順2:カスタムユーザー属性の設定
カスタムユーザー属性の追加が完了したら、実際のユーザーに属性の付与を行います。
なお、1つのユーザーに複数のスクールタクト権限を割り当てることはできません。
一人の先生がスクールタクトの管理者アカウントと先生アカウントの両方を持ちたい場合、それぞれ別のユーザーとの連携が必要です。
必要に応じて、管理者権限を付与するユーザーを作成してから下記手順に進んでください。
Google Workspaceの管理コンソールから[ディレクトリ]>[ユーザー]を押下する
管理者権限でスクールタクトを使用させたいユーザーの名前を押下する
「ユーザー情報」エリアを押下する
「schoolTakt」のエリアを押下する
「role」欄に「admin」と入力し、[保存]を押下する
※ 上記以外(schoolName、gradeNumber、className、branch、numberString、schoolYear、branchSchool)は入力不要です。
※ はじめから情報が入力されている場合は、すでに特定のアカウントと連携されているユーザーです。role欄を上書きしても反映されませんので、別のユーザーで設定を行ってください。
■ 手順3:特権管理者ロールの割り当て
管理者アカウントでは、スクールタクト側でユーザーの作成・更新を行うため、当該ユーザーをGoogle Workspaceの特権管理者ロールに割り当てる必要があります。
Google Workspaceの管理コンソールから[アカウント]>[管理者ロール]を押下する
「特権管理者」の行にホバーし、[管理者を割り当て]を押下する
※ ホバーすると右側に3つリンクが表示されます。
[ユーザーへの割り当て]を押下する
「ユーザーを検索して選択」に新たに特権管理者に割り当てるユーザーのメールアドレスを入力して検索し、入力が完了したら[ロールを割り当て]を押下する
■ 手順4:スクールタクトにログイン
設定したユーザーのメールアドレス・パスワードを使って、スクールタクトにSSOログインをしてください。
ヘッダーが赤色で表示され、アカウント名が設定したユーザー名と一致していれば作業は完了です。
※ 特権管理者ロールへの割り当てが正しくできていない場合、「外部IdPへの生徒・先生の一括登録」アイコンを押下してユーザー認証をした際に、エラー画面が表示されます。
必要に応じて、手順3を参考に特権管理者ロールの割り当てを行ってください。
エラー画面